宮崎民俗学会は、昭和二十九年(1954年)、初代会長・田中熊雄氏をはじめとする有志によって設立された。
本会は、宮崎県内に伝わる祭礼・年中行事・生活文化・口承文芸など、地域に根ざした民俗を学術的に調査・研究し、後世に伝承することを目的とする。
高度経済成長と社会の変化の中で失われゆく民俗資料を記録し保存すること、そして地域の歴史文化を理解し、住民のアイデンティティを支える基盤とすることを趣旨として歩みを重ねてきた。

  1. 地域民俗の研究と継承
     宮崎県を中心とする民俗の調査・研究を進め、その成果を蓄積し、後世に伝える。
  2. 資料の収集と保存
     古文書・伝承・生活用具などの資料を記録・保存し、研究・教育に役立てる。
  3. 地域社会との連携
     住民や教育機関、行政と協力し、民俗文化の理解と活用を広げる。
  4. 普及と啓発活動
     研究発表会、講演会、出版を通じて成果を公開し、広く社会に民俗学の意義を伝える。
  5. 未来への発展
     設立以来の伝統を尊重しつつ、現代社会の課題や新しい視点を取り入れ、学会活動を持続的に発展させる。

本学会は、会員相互の研究交流と地域文化の継承を目的として活動を続けております。
運営は、会長を中心とした役員会により企画・方針が検討され、総会において承認を得る形で進められています。定期的に会報を発行し、研究成果や会員の活動報告を共有するほか、年次大会や研究例会を開催して、学問的な討議や情報交換の場を設けています。
財政面では、会費収入を基盤としつつ、学会誌の発行費や研究会場の運営費に充てています。役員の輪番制や分担によって負担の偏りを避けるよう努めており、近年は会員の高齢化や若手研究者の参加促進が重要な課題となっています。
また、デジタル技術を活用した情報発信にも力を入れ、ウェブサイトやオンライン会議を通じて広く社会に開かれた学会運営を目指しています。